出発


上の映像は、僕らより二週間前に出発したチームの現地活動映像。装備を考えたり、向こうでの活動を知るために、この映像は何度もチェックしました。映像や写真にはいろんなヒントが詰め込まれています。

4月8日、先日の説明会が行なわれた都内のNGO事務所の前から、大型のバス4台で、夜、21時30分に石巻に向けて出発。荷物は、リュックふたつまでと事前通告があったけど、バックパック+キャリーケースという組み合わせの人も多い。7泊8日分の食糧、水、テントなどを持っていくのだ。登山、縦走の経験もない僕にとっては、この期間に必要な荷物を見極めるのにかなり悩んだ。
【住】
・テント(2人用を1人で使用)
・ブルーシート(テントの下に敷くもの)
・銀マット+エアマット(夜間の寒さ対策で2重に)
・シェラフ(3シーズン用しか持ってなかったので、それを)
・エマージェンシーシート(夜間、寒いときに身体に巻き付けるため)
→昼間と同じ格好で就寝。ダウンジャケットも着たままでした。夜間は気温は0度近くまで下がり、毎朝4時前には寒さで目が覚め、朝陽が出るまではシュラフの中で震えていました。銀マットの下には現地でもらった段ボールを敷いていましたが、段ボールで床一面を覆ったテントもありました。現地NGOから毛布を一枚借りました。
【食】
パンやアルファ米、餅、棒ラーメン、レトルト食品、カロリーメイト、水などを3食×7日+@分。毎食事、持参したガスストーブでお湯を沸かして粉末スープや、スティック状になったブレンディを飲み、身体を暖めました。前半はパン中心。後半、カビが生えてしまったけど干し芋はいいおやつになりました。
【衣】
気候と作業内容を考えて用意を。僕は下着の着替えは二回しかしなかった。上下が別になってるカッパ(レインウエア)は作業時に必ず着ますし、泥だらけになります。作業時のフル装備は、ヘルメット(現地で借りる)、ゴーグル(砂塵が舞っています)、マスク(必携)、レインウエア、長靴(必携。僕は普通の靴は持たずに、集合時から長靴でした)。
これらの荷物で、35リットルと30リットルのリュックをふたつ、それに水タンク(8リットル)でした。