Body Snatchers


〈先に「メロディが狂いだす」という言葉を使ったが、これこそ『盗まれた街』における(ジャック・)フィニィの効果的手法だと私は思う。調子はずれの音をまずひとつ、それからおもむろにもうひとつ。それはさざなみとなり見る間に奔流と化す。そして、ついには調子の狂った不協和音だらけの音がメロディ全体を支配するに至るのだ。だが、フィニィはちゃんと知っている。美のないところに恐怖はないことを、なみなみならぬ音楽のセンスなしには不協和音は生み出せないことを、美しさのないおぞましさはありえないことを。〉( スティーヴン・キング
スティーヴン・キングのホラー論集『死の舞踏』(分厚い! なぜならキングが愛した1950年代から80年代のホラーコミック、ラジオドラマ、テレビドラマ、映画、小説を全部論じてるからだ。読み終わるのに3日もかかった)で、例えばこのような映画を知る。1956年、『盗まれた街』。
昨日図書館の視聴覚ライブラリーを探したけど、DVDはなかった。でも予告編ならyoutubeで見つけた。
あらすじを読んだだけでわくわくする小説や映画がたくさんあった。