ハーフマラソン

千葉で、ハーフマラソンのレースに出場してきました。
スタート時の気温は日陰で9度、日なたで12〜13度ということで、長距離走には絶好のコンディション。長袖のランニングシャツや、耳当てなども用意してきたのですが、それらを使うことなく、半袖のシャツに、7分丈のパンツ、手袋(寒いときにランニングすると手先がしびれてくる。これは身体の他の部分が暖まってきても変わらない)だけの格好で充分でした(追記=帽子かぶってたこと忘れてました)。朝食は、家でトースト1枚とメロンパン、コーヒー。会場で受付、着替えをすませてから、アミノ酸系のジェルを飲みました。
この大会、野球場が出発地点なのですが、男性用更衣室はなくて内野スタンドでご自由に、荷物もそのまま観客席に置いておくという、はじめてのパターン。でもそうしないときっとスタッフ数とか荷物預かりの煩雑さで運営できなくなってしまうと思った。参加者が1万人超えてたから。
これだけ参加者が多いと、スタート地点に並ぶ列も長大なものになる。ゼッケンの番号順に10ぐらいのブロックに分けて並んだけれど、最後尾からスタートラインを越えるまでに500メートル以上はあった。
自分の位置からは、スタートしたことがわからない。野球やサッカーを観戦してるときのウェーヴみたいに、前のほうからランナーたちの拍手の波がやってきて、「お、スタートしたんだ!」と知る。で、歩きだす。この集団の中では走れない。スタートラインを越えた時点で、腕時計のストップウォッチのスタ−トボタンを押す。ラップ機能のない安物時計なので、左手の甲に、今日の目標ラップをペンで書いておいた。5キロを22分05秒、10キロを44分10秒、15キロを1時間6分15秒、というタイム。
しかし、3車線いっぱいに広がったランナーたちのスピードは、僕の目標タイムよりかなり遅い。走り去りたいけど、この密集を縫って走るのも距離のロスになるし、いかんともしがたい。キロ表示が初めて見えたのが4キロ地点だったぐらいだった。そのぐらいまで「集団移動」から抜け出せなく沿道の表示すら見えなかったということです。
で、4キロの地点でタイムが21分台、次の5キロ地点で25分台。この時点で目標より3分以上遅い。フルマラソンならまだ先は長いけど、ハーフの距離でこの3分を縮めるのは難しいなーと、思った。でも、体調はすごくいい。5〜6キロで、前が少しずつあいてきたところを突いてペースを上げていく。最初の給水ポイントはパスした。紙コップが沿道だけじゃなくて、道の中央のほうにまで捨てられてる。結果的に3カ所の給水を全部パスして、少しずつラップを上げていって(ラップ機能付きの腕時計があれば走ってる間に足し算しなくていいのに)、そのまんま開いたスペースに走っていく感じで、最後までへばることなく、野球場に入って最後の直線ではダッシュまでして、フィニッシュ。僕の腕時計で、1時間38分25秒でした。
先月出たハーフマラソンのレースより1分遅かったけど、序盤のスローペースをよくここまで取り戻せたと、自分ではいいレースだったと思いました。