BUY NOTHING DAY

「文化人類学解放講座」に行ってきました。
今日は、「BUY NOTHING DAY」ということで消費社会についての講座。
クリスマス用のショッピングシーズンが始まる、11月最終金曜のことをアメリカでは「Black Friday」というそうです。セールの始まるこの日、アメリカのスーパーマーケットでは毎年のように買い物に押し寄せた客で事故が起こっているそうです。
映画『Dawn of the Dead』では、人間がゾンビとなってもショッピングモールに引き寄せられる様を、「それが人間だったころの習慣だったからだ」と説明されていたように記憶していますが、人間の数ある習慣の中でなぜショッピングモールに行く(=買い物をする)ことだけが、ゾンビになってもまだ続いているのでしょうか。もはやそれは本能みたいに組み込まれているのでしょうか。
丸井は、何年か前に「YOU ARE WHAT YOU BUY」というコピーで広告を展開したそうです。あなたが買ったものであなたができている? 消費を煽る、キモチワルイ広告です。こういった企業や社会への反撃が「BUY NOTHING DAY」だそうです。人間の価値は、その人が何を買ったのかではなく、その人が何をするかである(YOU ARE WHAT YOU DO)と。
「BUY NOTHING DAY」では世界各地でさまざまな「反撃」が行なわれています。開かれた形での抗議行動。どこかコミカルでユーモラスな直接行動。それらの映像が講座では紹介されていきました。
その後、ヨコハマに移動して、ホー娘。たちと共に実際にその反撃に加わってみました。その模様は、こちらで。
会場にこの日だけ設置された「無買機」が、思わず声をあげてしまうぐらいの素晴らしい仕掛けだった。あったまいいー!