「ご近所映画クラブ」で映画が撮れた

先日観に行った「ヨコハマ国際映像祭」で、今日「ご近所映画クラブ」という映画製作のワークショップがあるというので行ってきました。
映像作家ミシェル・ゴンドリーという人(ビョークやケミカルブラザーズのビデオクリップを撮ってるそうです)が設計したワークショッププログラムで、初めての人でも3時間で一本の映画が撮れちゃうそうです。
それがこういうステップ。
で、本当に撮れた!
今日のワークショップに集まった12人で、ステップに沿って、まずはカメラマンを決め(もちろん初体験)、ストーリーを考える。衣装や小道具を選び(あらかじめいくつか用意されてる)、足りないものはこしらえ(紙やカッターなど工作道具もある)、シーンを割り、同時進行で美術監督(カメラマンと同様に12人の中から就任)は、タイトルボードやDVDジャケットを描きだし、僕らは台詞を覚えて、撮り始める! 生まれて初めてカメラの前で演技をする。
カメラマンも一シーンだけは代理を立てて出演。つまり、集まった12人全員で映画に出て、映画を作った。ついでに言うと、劇中音楽も同時に演奏したり歌ったりして収録した。全シーンを撮り終わって、数分後にはもう上映会! 自分たちの演技に笑った、完成した映画に拍手した。できた!
このワークショッププログラムに仕掛けられた、あるルールが絶妙だった!
実は、先日「一人一旗プロジェクト」という別の呼びかけがあったとき、僕は材料を用意して作り始めたんだけど、頭の中のイメージと自分の手で作られていくものがぜんぜん違うことに幻滅して、できかけの「旗」を壊してしまった。自分は「クラフター」(→「イルコモンズのふた」)にはなれないのかなあと思っていた。でも、この映画作りで学んだのは、「みんなでやればできる」ってこと。それは映画の終盤で出演者たちが連呼していた言葉とかなり近い。
「ヨコハマ国際映像祭」は今月29日まで。今週末もイベントがあります。
いるといらとそのなかまたち
http://activism3cream.wordpress.com/
イルコモンズのふた。
http://illcomm.exblog.jp/