東京と沖縄

tuktukcafe062009-01-16

沖縄・泡瀬干潟の埋め立て工事が、ついに昨日から始まってしまいました。
埋め立て開始を報道している地元紙「沖縄タイムス」の記事(1月15日・夕刊)の中で、特に重要と思ったのは、以下のコメント。
工事止めるべき
五十嵐敬喜法政大教授(公共事業論)の話
判決が確定しない中、事業を進めるのは三権分立の一つである司法に対する挑戦だ。泡瀬干潟埋め立て事業訴訟の一審は極めて説得力があり、画期的な判決だ。国は被告でないとはいえ、工事を止めるべきだ。公共事業は、次年度以降の予算獲得のため、年度内の事業を何が何でもやろうという悪いシステムが出来上がっている。日本の公共事業は訂正するという概念がなく、一度着手した事業は、やり続ける。仮に事業がストップした場合、国への賠償や業者との契約撤回など、どこがどういう割合で負担するかというルールもない。国会でもっと問題にするべきだ。
「経済的合理性はない」という地裁の公金支出差し止め判決を無視して(沖縄県沖縄市が控訴中であることも無視して)、国が工事を強行するなんて、僕だって「国会でもっと問題にするべき」と思うので、昨日の朝、東京の国会議事堂前で、「アワセがフシアワセすぎる!!」というプラカードをもって、うかつに抗議してきました。
このプラカードを作ったのは「チームうかつ東京本部」のはーぴー。ダウンロードはこちらで自由にできます。
ところで、「チームうかつ東京本部」の東京・国会議事堂前での抗議は、当日朝から沖縄の泡瀬干潟で工事に反対してる人たち(「チームうかつ沖縄本部」を含む)への勝手な連帯でもあったのですが、沖縄の「合意してないプロジェクト」が、このプラカードにさらに連帯してくれて、高江デモ用のプラカードを作っていました! 1月20日、高江の人たちが、那覇にやってきてパレードだそうです(高江についてTUK TUK CAFE日記内で書いた文章は、去年の10月20日の日記など)。那覇からも遠く離れた、やんばるの森の中の高江が、自分にとってまた身近な存在になりました! ありがとう、「合意してないプロジェクト」。