武蔵美に行ってきました

5月病なんかにかかることもなく今度はドロップアウトせずに相変わらず偽大学生生活を続けてます。
今日は武蔵美関野吉晴教授の授業。「アウトロー講座」というすごい名前がついてて、先月、東大でお会いした在ブラジルのドキュメンタリー映像作家、岡村淳さんの映画とトークを観たのも去年のこのシリーズ。
今回は、関野さんゼミの卒業生で、数年前に武蔵美の学祭でshing02らと「緑黄色屋台」というお店(そのときの「ベジ餃子」のレシピがこちらにありました)を出した画家の北村やすし君の企画で、ドキュメンタリー映画『六ヶ所村ラプソディー』の上映と、北村やすし君とshing02トーク! 無料! というか僕が勝手に潜り込んでるだけ!
六ヶ所村ラプソディー』を観るのはもう3回目なので(初見の時の僕の日記はこちら)、感想は繰り返しません。カメラが撮った市井の人にも、専門家の発言それぞれにも(再処理工場賛成派にも反対派にも)人生があり、含蓄があると思いました。
上映のあとに、やすし君とshing02トーク。関野さんは彼らと一緒に壇上に立つわけではなく、学生たちと一緒に座っています。
環境問題を考えると(環境だけに限らないのだろうけど)いろんな矛盾にぶちあたる。矛盾だらけ。sing02が「Luv(sic) part2」で歌ったように、僕もまた〈完璧な人間ではなく、罪で溢れている〉。たぶん僕の行動の原理(ここにこうしていることなど)は環境への憂慮なんかではなくて、人への好奇心なんだろうと思う。いつものように僕はぐちゃぐちゃな文字でメモをとりながらトークを聞いていたけど(人類史の中でたぶん文字通りもっとも地に足をつけている人、関野吉晴さんの、ダライ・ラマの言葉を引きながらの発言には、圧倒的な説得力があった)、ここではレポートしません。もったいぶってるわけでも、自分で書いた文字が解読不可能だったわけでもなく、今日のみんなの発言を自分できちんと消化して、自分の言葉で表現、行動できるようになりたいから。「Luv(sic) part2」の中の 〈僕が何を考えているかというと/沈みかけた船から、子供たちを救う方法/だから僕は歌う、決まり文句の口パクでなく〉というフレーズのように。


sing02/歪曲
  6月18日発売!
http://www.maryjoy.net/y-kyoku/