「吸収力のすごいコでした」

今日の朝日新聞夕刊にそんな見出しの記事が載ってました。
「I remember どんと その2」
という、どんとについて語られた記事(「その1」はいつ載ったのだろう?)。
京都のライヴハウス「拾徳」のオーナー、寺田国敏さんという方のインタビュー。どんとは玉城さんとともに、このライヴハウスのアルバイトだったそうです。京都大学の1年か2年の頃(82年)。
〈当時のどんとは忌野清志郎ばりのファッション。目立ってました。ラメ入りのレッグウォーマー、赤い服、女の子のアクセサリー。ロッド・スチュアート似と自称していて、その「ロッド」がなまって、「どんと」になったんです〉などと、どんとのエピソードが語られてます。
頭のセリフは、以下の発言に続きます。〈うちでボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を歌うのを聴いて驚きました。歌を芯からとらえていた。引用やマネではなく、ディラン本人になりきっていた。なりきって、自分で自分を高みに引き上げるタイプの人間でした。〉
記事の最後が驚きでした。〈実はどんとはまだうちのバイトを正式に辞めてないんです。いつでも渡せると思っていたから給料も6千円残ってます。預かったままのギターも店の壁に飾ってあります。〉
今年1月の命日に行なわれたどんとのお祭り「soul of どんと」のレポートはこちらに書かせてもらいました。
2005年と、2006年のレポートは「soul of どんと」公式サイトに書いています。
ちなみにどんとが歌ってる「ライク・ア・ローリング・ストーン」は、ヒートウェイヴとの1992年渋谷エッグマンでのライヴテイクがヒートウェイヴのライヴアルバムに収録されています。