阿佐ヶ谷散歩

夕方、阿佐ヶ谷へ。
阿佐ヶ谷住宅での下平晃道くんの個展『HALF ASLEEP』に出かけました。去年の7月の個展もギャラリーまでの道が楽しかったけど、今回も会場が阿佐ヶ谷住宅の中のギャラリーということで楽しみでした。
阿佐ヶ谷住宅には昔、迷子になってたどり着いたことがあります。時代をタイムスリップしたような静けさに驚いたのでした。そこが「阿佐ヶ谷住宅」という場所であるということは、マエキタミヤコさんのblogで知りました。こんな教室も開かれてるし、取り壊される前に行きたかったのです。
ところが。
今日はライヴドローイングが予定されていて、僕はそれに間に合わず、間に合ってないなら今日は観るのやめようと、阿佐ヶ谷散策に切り替えたのです(阿佐ヶ谷住宅までは行きました)。阿佐ヶ谷は七夕まつりのときぐらいしか行かないのですが(僕が住んでる中野からはとても近いのに)、よさそうなお店がたくさんあります。
まず入ったのが珈琲豆処ブラウンチップというコーヒー豆焙煎のお店。僕は違う町に行くとまずこういった焙煎のお店をチェックします。コーヒー好き。うちにいろんな種類のコーヒー豆がキープされてると幸せ。当然いま発売中の「BRUTUS」コーヒー特集号も購入済み。今日はお店お勧め、ブラジルの下坂農場のコーヒー豆を買いました。その後、富士山の溶岩窯で天然酵母のパンを焼いてるというベーカリーで「あさがやコッペ」購入。
続いて古本屋。このコーヒー豆屋、パン屋、古本屋が僕の町歩きの基本です。古本屋に入ってパッと目に入ったのが「旅行人」のイエメン特集号。一昨日、THE BOOMの栃木さん、デザイナーの下山くんと一緒にイエメンについてのトークショーに行ったばかりなので迷わず購入。このトークショー先日栃木さんと対談した、サラーム海上さんによるもの。その対談は「インド音楽」がテーマであって、一昨日のトークショーは僕らにとってまったく未知の中東の国イエメンについてだったのですが、やっぱり新しい世界を知るのは楽しい。サラームさん曰く「男子校の部室」的な国、イエメンについて、この「旅行人」でまた新たな知識を仕入れてみます。
実はさっきのコーヒー豆屋の店内でもイエメンからのコーヒー豆がプッシュされていて、普段はまったく目にしない「イエメン」という国名にこの週末に2回も遭遇して何か縁を感じていたのです。
この写真は住宅街の中にあった古いアパートの謎のデコレーション。
下平晃道くんの個展に期間内にまた行くし、再びの阿佐ヶ谷散歩が楽しみ。