「幸せな大騒ぎ」

風になりたい(Samba,Novo)

風になりたい(Samba,Novo)

午後、世田谷文学館の土曜ジュニア文学館わくわくワークショップ「リズム!ことば!うた!」に行ってきました。小学生を対象に、THE BOOM栃木孝夫GANGA ZUMBAの今福健司らによる打楽器集団フェリス・バトゥーキがライヴ。
フェリス・バトゥーキを観るのは8月の青山でのイベント以来になります。このバンドはメンバーの7人全員が打楽器で、アフリカやブラジルのリズムに取り組んでいます。
THE BOOM2003年の野外ツアー(今福健司もTHE BOOMのツアーメンバー)でも行なったペットボトルなどを使った打楽器作りからワークショップは始まり(僕は遅刻しちゃいました)、15時からフェリス・バトゥーキが登場しました。
小さな子どもたちとその親たちを前にしたライヴ。THE BOOMでもGANGA ZUMBAでも今福さんがステージで喋ることはないんだけど、リーダー今福さんはトーク、進行がうまい! 「ケンケニ」「ジャンベ」といった子どもたちにとっては馴染みのない打楽器の名前を大声でコール&レスポンスさせることで場の雰囲気をリラックスさせていく。耳慣れない言葉も(耳慣れない外国の言葉だからこそ)発語すると楽しい。フェリス・バトゥーキという、これまでは「幸福の打楽器隊」と訳していたバンド名(ポルトガル語)も、今日は子どもたちにあわせてか今福さんの訳は「幸せな大騒ぎ」!
「リズム!ことば!うた!」というワークショップ・タイトルの真ん中、「ことば!」というのがここに来るまで謎だったんだけど、それもしっかりありました。打楽器のリズムにあわせて「世田谷」「渋谷」「目黒」などといった地名を載せていきます。これは楽しい。大人からひとり、子どもからひとり(志願して出てきた佐々木くん)がマイクでトライ。佐々木くん、一生の思い出だろうな。他にも今福さんが自分のジャンベを子どもに叩かせたり、子どもたちをうまく参加させながらライヴを進めていきます。
一時間ぐらいのステージ、最後には「風になりたい」の合奏、合唱でした。いま思い出した、2001年もTHE BOOM「1万人の“風になりたい”」大合奏というのをやったんだ。手作りの打楽器を鳴らしながら子どもたちと歌う(踊る)「風になりたい」でフィナーレ。すごくいいワークショップでした。
昨夜は世田谷パブリックシアターで、宮沢和史の弾き語り+観客(大人の女性多し)で合唱になった「風になりたい」が、今日はまったく違う客層で、アレンジで歌われた(しかも今日は宮沢和史はいない)。読み仮名付きの歌詞を見ながら歌う子どもたち。こんな歌はなかなかない。 極東ラジオ第328回と335回で宮沢和史栃木孝夫が「風になりたい」のエピソードを話しています。聴けます。
http://www.five-d.co.jp/fer/data/text/0307_2F.html
http://www.five-d.co.jp/fer/data/text/0308_5F.html