宮沢和史「寄り道」

夕方、エセコミ39号を入稿して、とてもいい気持ちで世田谷パブリックシアターに向かう。入稿から納品までの期間がいちばん好きかも。早くみんなに読んでもらいたいというワクワク感がいちばん強い時期。実際に完成するともう違うモードに行っちゃうから。
世田谷パブリックシアターでは、世田谷文学館「宮沢和史の世界」記念、弾き語りコンサート「寄り道」を観てきました。
宮沢和史の弾き語りコンサートを観るのは今年2月の那覇以来。でも僕はちょうど一年前のキューバハバナでの弾き語りを思い出してました。
友部正人「壊れてしまった一日」のカバー(この日は他にユニコーンの「すばらしい日々」とSMAPの「青い稲妻」をカバー)から始まったコンサートはたっぷり3時間。詩の朗読、MC、歌。たったひとりでの「宮沢和史の世界」展を堪能しました。
宮沢和史が詩を書くきっかけになったのは、小学校のとき初恋のクラスメイトの詩のノートを見てからだそうです。完璧に見えていた彼女(ちなみに当時の宮沢和史は、本人曰く「うんこみたいな存在」だったそうだ)の大学ノートに、「悪魔になりたかった私」という詩を発見し、衝撃を受けたそうです。
いま文学館に展示している宮沢和史の創作ノート(歌詞の草稿が直筆で書かれている)も、「歌」でしか歌詞を知らない人たちには(僕ももちろんそうだった)、宮沢の当時の心境を覗き見する気持ちになれると思います。
沖縄の雑誌「カラカラ」編集長の野田さんが「宮沢和史の世界」のことを書いてくれました。
http://strada.ti-da.net/e1085921.html
京王新宿店では20日から25日まで、「東西有名寿司と全国うまいもの大会」開催です。京王新宿駅から文学館(芦花公園駅下車)に行く人は寄るのもありです。