野外フェス対策

4月29日〜30日、ARABAKI ROCK FESTに行ってきました。キャンプインの野外フェス。楽しく、快適でした。
空の下で音楽を自由に楽しめる(寝ころんでても踊ってても飲んだくれてても通り過ぎてもOK)野外フェスが面白くないわけがないんだけど、キャンプインだと、フェスの楽しみに自然の中でテントで夜を過ごせる&朝を迎えられるという楽しみが加わります。
これから野外フェスがどんどん増えていくシーズンなんだけど、フェスをたっぷり楽しむためにはそれなりの準備(装備)も必要で、今日はそれらについて書いてみようと思います。何度も何度も忘れがちな自分のためにも。
都会の生活、いつものライヴに慣れていると、忘れてしまうことがたくさんあります。例えば4月の渚音楽祭では懐中電灯を忘れた。その次の週のアースデーではハンカチ忘れた。そんなこと都心のフェスじゃ全然たいしたことじゃない。暗いところばかりじゃないし、コンビニだって近くにある。でも、本格的な野外フェスじゃ「何か」がないために楽しめない、下手すりゃリタイアしちゃうことだってある。
いちばん大事なのが雨や寒さの対策。
TUK TUK CAFEのフェスマスターKWLSKIによる第一回フジロック体験記
http://www.five-d.co.jp/tuku2/diary/01-3-26.html
↑ これほど凄惨なフェスはさすがにそんなにないだろうけど、豪雨のフェスには僕も何度か体験しています。
2年前の朝霧JAMは会場に着いてから翌日会場を去るまで、一瞬たりとも雨が止むことはありませんでした。ずーっと雨の中での野外フェス。傘とかポンチョなんて生半可な雨具は降り続く豪雨の中ではまったく役に立ちません。靴の中も、テントの中も浸水(朝、相変わらずの雨の音で目覚めると僕はテントの中にできた水たまりに浸かって寝てました)。去年のFUJI ROCKだって僕が行った二日目はとんでもない雷雨だったし、RISING SUN ROCK FESだってほとんど雨だった。そういえば去年11月、タイ・バンコクのロックフェスも最後はとんでもない豪雨だった。でもまあそれで楽しくないかと言ったら楽しいんですけど(だけど去年のド快晴の朝霧は天国だった。やっぱり野外フェスは晴れがいい!)。だからいつもフェス・シーズン前には今年こそは万全の装備でと考えて、結局いつも忘れたり、天候を舐めて後悔することになる。
雨は降る、と考えるべきです。天気予報をチェックすることは必要だけど、でもどんな晴れマークが出てたって雨は降ることを前提に。
今回のARABAKIも二日目の朝は快晴でした。寒さ(夜中のキャンプファイヤーライヴにはダウンジャケットで正解でした)や雨の準備はしてきたけど、この日は適当な時間に帰るつもりだったからテントと一緒に、雨具や防寒具も会場内の宅急便発送所から送ってしまった(便利)。ところが夕方、雨が少し落ちてきた。「やばい」と思ったけど、僕は帰りの時間もあったので夕方のBOOM BOOM SATELLITESあたりで離脱。約1時間かけてバスが仙台駅に着いた頃に雨は本格的に降り出して、会場は豪雨だったそうです。
野外フェスの会場に雨宿りの場所はありません。自分のテント張ってたら別ですけど。雨が降ったら雨宿りすればいいとか(そんな場所はない)、そうなったら帰りますとか(帰りのバスに乗るためにどのぐらい並ぶのかわからない)、100円レインコートでなんとかなるだろうとか(なんとかならない)とは思わないほうがいいです。雨対策バッチリで楽しみましょう(濡れてもへっちゃらと思える大きな心と強靱な身体が僕にはないからなあ)。
何が必要なのかは、フジロックのサイトなどで過去のレポートや写真から雨の日の写真をチェックして(例えばこちらや、こちら)それぞれの装備を参考にするのがいいと思います。
TUK TUK CAFEのフェス達人(?)の意見もご参考に(こちらこちら)。