渚音楽祭・春2006

4月16日、お台場オープンコートでの野外パーティ「渚」に行ってきました。
clubberiaによる去年のレポートがこちらにあるので大体の様子はそこから想像してください。
フジテレビ前の(たぶん)駐車場スペースだった空間に8つのステージが作られ(それぞれに付けられた名前は「太陽」「月」「風」「星」「空」「虹」「光」「雲」)、出演したDJ、ミュージシャンは100組ぐらい、なのかな。サイトのアーティスト・リストを数えればいいんだろうけど。
「渚」は、お台場というアクセスの便利さ(都内で何万人という規模の野外パーティができる場所はなかなかない)と、料金の安さ(早割チケットは1500円。当日券でも3500円)、それにダンスミュージック中心のラインナップというのが魅力的なのですが、会場に着いて当日券の列を見て唖然としました。長蛇。チケット買うまで1時間以上かかりました。当日券のブースで販売してるの3人だけなんだもん。
さらに入場用の列に並び、荷物検査を受け(ペットボトルが没収された)、ボディチェックをされ、IDチェックがありで、入場した際には「FREE MIND WITH SMILE」という「渚」の理念からは遠いところに僕の気持ちはありました。仮設トイレに並ぶ列もすごく長いし。
でもまあこういうフェスでのいつものように、ビールを飲んでからは(最初の一杯はコロナ。生ビール売ってるところが少なかったような気がする)、あんまり細かいことは考えずに楽しみました。きちんとステージが「特設」されてるのは最大のステージである「太陽」ぐらいで、あとのステージは小学校の運動会のときに校庭に建てられるテントみたいなもんだけど、スピーカーから音さえ出てりゃ踊れるんだし。
なんかね、ホコ天みたいでした。それぞれのテント(DJブース)から流れる音が気に入ればそこで踊るし、飽きたり、あわなければすぐ近くのテントに移ればいい。トランス、ハウス、レゲエ、ヒップホップっていろんな音楽が流れてるし、野外フェスでお馴染みのタイ料理や、インド料理、沖縄料理、インドネシア料理などいろんな屋台が出てる。ビール飲みながら、空の下に音楽が鳴り響いていて、踊ってる人たちの間を歩き回ってという時間。
そんなんだからきちんと「観た」ステージもあまりなく(だいたい観たかった「渋さ知らズ」にも「オーディオ・アクティブ」にも間に合わなかったし)、きちんと観たのは(30分ぐらい観たという程度ですが)、去年の3月に韓国ソウルのフェスで取材したMAYURIさん(夕方のいちばんいい時間帯でした)と、石野卓球SUN PAULOJEFF MILLSぐらいです。
トイレの列に並んでるとき、これから仮設トイレの季節になるんだなあとそんなことから春を感じました。去年の夏は毎週末、仮設トイレだった。野外フェスが続いたということだけど。
野外フェス用の装備もまた準備しなくては。でも、準備しても肝心なときに忘れる。懐中電灯なんて「渚」にはいらないだろうと思ってたけど(懐中電灯のことなんてまったく考えもしなかった)、「渚」の仮設トイレの個室って照明がなかった! 昼間はそんなこと気づかなかったけど(男用はドアないから大丈夫だけど)女性は懐中電灯持ってなかったら暗闇の個室でするしかないからなあ(できないよね)。
来週の週末は世界各地で「アースデー」です。
代々木公園でのイベントはこちらUAも出る。