オハナ百景

午後、『オハナ百景』を聴きながら歩いてたら目黒駅前の交差点でPODさんとバッタリ。びっくりした。PODさんはタイのとても人気のあるロックバンドModern Dogのボーカリスト。去年秋のフィッシュマンズのツアーに参加して、先週土曜の映画『THE LONG SEASON REVUE』の公開初日、舞台挨拶にも立ったそうです。フィッシュマンズの話や、目黒川沿いの桜の話をすこしした。
PODさんが歌ったフィッシュマンズは、去年の8月に初めて聴いた。こちらに大阪での写真があるけど(blog「The Eastbound Train」)、僕が観たのはこの翌日、東京でのライヴだった。まったく予期してなかったから本当に驚いた。だって、タイのロック・ミュージシャンが、弾き語りで日本語の「BABY BLUE」ですよ!
会える人には ちゃんと出会えるさ
歩きながら ぽつりと思う
君と僕 これから どこへ行くのかな
こんなふうに 風にのっかって わーお!
これはフィッシュマンズの「BABY BLUE」ではなくて、今日PODさんと会ったときに僕が聴いてたオハナの「オハナレゲエ」という曲の歌詞。すごく好き。歌詞もとてもいい。
好きな人とはいつか必ず出会える。意外な場所だったり、思いもよらなかったつながりだったりするけど、ちゃんとどこかで出会える。
なんで出会えるのか。その答えだって歌の中にある。
僕らのなかの 深くて青い海は
奥の方でつながっていたんだ
去年の秋の朝霧JAMは最高だった。太陽の下、青空の向こうには富士山があって、あったかくて、踊れて、初めて聴く曲なのに2秒後には一緒に歌えて、終わったあとも口づさめて、笑顔になって、あまりにも楽しくて泣けて、でも悪い予感のカケラもなくて。あのときのオハナは最高だった。いまんところあれがまだオハナ唯一のライヴ。わーお!

http://www.kimochiwaburenai.com/live/index.html



ohana/オハナ百景


オマケ
オハナの3人、オオヤユウスケ原田郁子永積タカシはもう10年以上も前からの知り合いで、オハナを組む前にもいろんなコラボレーションをずーっと続けている。
高野寛2001年のラジオオオヤユウスケを相手に、10年も前に、この3人がそれぞれ自分のバンド(LaB LIFeとクラムボンSUPER BUTTER DOG)を率いてひとつのイベントに出たときの話をしている。高野寛は目撃者だ。目撃して、それからそのステージに飛び入りで登場している。10年たっての映画『サヨナラCOLOR』のレコーディングだって、なんだかオハナ的なものを感じる。