チンチェーロ

このホテルの朝食はコンチネンタルだ。コンチネンタル式というのは、パンとジュースとコーヒーのこと。コーヒーはピッチャーにその原液のようなものが入っていて、カップにはお湯が入っている。変わったシステム。
食べていると日本人の女の子ふたり組が入ってきて、びっくり。マチュピチュにいて、これから高山列車でプーノ、ラパス、ナスカだそうです。
10時ぐらいに「ラブラドリー」に移った。一泊15ドルだった。しかもチェックアウトするときに払えばいいそうだ。ベッドが3つもある部屋をひとりで使う。昨日より全然いい。フロントも親切。ランドリーサービスを頼む。
ピサック行きを考えていたが、フロントのお勧めによりチンチェーロという小さな村に行くことにする。車で往復で65sol。英語を話すガイドと運転手とその姪っ子が前に座って、約1時間の登り坂を行く。
チンチェーロの市は本当にインディヘナの人ばかりだった! これが僕の憧れのアンデスの風景、人たち。アルパカのセーターやブランケット、民芸品、織物、素焼きの皿、地元の人たち用の野菜、コリアンダー、バナナなども売っている。
しばらく市を見ていたが、雨が降り出して、坂の上にある暖炉のあるとても綺麗なレストランで雨宿りをした。なんでこんな村にこんな店があるのと不思議に思うぐらいのおしゃれさ。マッシュルーム入りのオムレツを食べて、お茶を飲む。
14時頃、クスコに戻る。十二角形の石を見に行ったが、腹痛がするためにホテルに戻る。昼寝をすれば治るかと、寝ようとしても眠れず、でもとにかく夕方までは部屋でじっと過ごす。外は雨。17時頃、外出。Pedasoでセーターを買う。59ドル。日本語ができるインターネットカフェに入る(2sol)。隣の席に日本人がいた。Pedasoでもらった市内地図がすごく役に立つ。
路地裏にピザ屋など欧米人旅行者向けの店がたくさんできている。客引きも多い。僕は夕食を食べる場所を探して歩いていたのだけど、ひとりだということとお腹の調子が悪いということがあって、なかなか店を決められない。結局、プカラの近くのカフェ・バラヨクへ。コカ茶とトマトスープとスパゲティ。スパゲティが食べられず半分以上残す……。20sol。そのあともうホテルに直行、ハナレグミオザケンを聴きながら本を読み、22時前には寝てしまう。