吉祥寺→渋谷

昨夜はいったん家に帰って寝て、今朝、また昨夜のゴール地点である吉祥寺・井の頭公園に戻ってデモの続きに参加しました。
昨日は高尾山のトンネル工事反対を（心の片隅で)訴えながら、雨の中を高尾山から吉祥寺まで歩いた。今日は井の頭公園をスタート地点に、三多摩地区の環境問題に関心のある人たち、グループと合流して、代々木公園までデモし、そこで他の環境系グループとさらに合流して、渋谷から宮下公園まで歩くという。
僕はほんとは金曜の高尾→吉祥寺間だけ参加のつもりで、COP15への世界同時アクションという今日のデモには、その主旨がよくわからないこともあって（あくまでも僕には）、乗り気じゃなかったのだけど、昨日歩いているうちに高尾のこの人たちと一緒に歩くなら、高尾のことをアピールできるのなら、歩こうと思ったのです。でも、出発時間には毎度の15分遅刻！　僕が着いたとき、集合場所の井の頭公園野外ステージは無人でした（右上の写真）。
すぐさま、すでに出発している高尾組と携帯で連絡をとり、井の頭通りを渋谷方面に歩いてると聞いたので、走って追いつく。昨日の疲れはこの時点では感じず、走るのが気持ちいい。10キロぐらいのレースならいまでも走れそうな感じ。
同じく遅刻のはーぴーもまもなく追いつき、昨日の雨に濡れてふにゃふにゃになってプラカードを、道路脇のゴミ集積所で新たに作り直す。はーぴーのデモ・デコレーション、目立つし、かわいい。
デモ隊の列のトップには、立川から来たという自転車タクシーがゆっくり走っていて、その前を警察の車が先導。警官も車道とデモ隊の間に入り、公安が歩道に配置されてるという普段のデモだけど、なんかすごく安全すぎる。破綻がない。たぶん昨日、僕らを見張ってた公安のほうが、「雨の日にこの距離を歩こうだなんて、こいつら何をしでかすかわからない」と感じただろうな。
昨日は「COP15について僕はよくわからないから、特に期待もしない」と書いたけど、今日、高尾組以外の、この日のメインといえる「MAKE the RULE」や、「温暖化をとめるCOP15の成功を！」というスローガンが書かれたプラカードを見ていて、他の国で同時におこなわれているアクション（「イルコモンズのふた。」に各国での気候変動アクションのポスターが紹介されている）と反対の方向を向いてるんじゃないのかなあという疑念さえももくもくと湧いてきてしまった。
でも、この日よかったのは、82歳というご高齢の方と一緒に歩けたこと。彼が僕が叩いていたおもちゃボンゴについて話しかけてくれたことをきっかけに、60年代にレインボー・ギャザリングというドラムサークルをこういうデモのあとにやっていたなんて話を聞けました。身のこなしなんかがとても80歳を超えてるなんて思えないかっこよさでした。
ゴールの渋谷には、高尾山の天狗も待っていてくれました。
2日間かけて、高尾山口から渋谷まで徒歩でゴール！