走れメロス?

日の出より早い時間に家を出て、湘南でハーフマラソンの大会に出てきました。1時間43分台。前半、海からの風に乗った飛び砂がすごくて、身体中にぱちぱちと砂が当たる音が鳴るほどでした。先週の日曜は雨と泥の中を走ってるし、今日は砂の中。なんなんでしょう、僕の日曜日は。
今日は犬を預かるという大事な仕事があって、僕が戻るのを東京で犬が待っている。走れメロス状態。でも後半の5キロはペース落としちゃいました。ごめん、犬よ。ゴール後、着替えて仲間の完走を見届けてすぐに帰路へ。
帰りの電車の中で隣りになった女性ランナーは、トレイルランとウルトラマラソンのほうが普通のロードより好きだそうです。その魅力を相模大野駅で乗り換えるまでたっぷり聞かせてもらいました。昨夜、NHKモンブランの166キロトレイルラン(トップの選手は不眠不休で22時間台でゴール!)の特集を見て、僕もトレランやってみたくなってます。といいつつ3週間後はフルマラソン
いまは犬と一緒。スティーヴン・キングの新作の続きを読みます。
おまけ。昨夜のモンブラン・トレイルランの番組の中で、7年連続してこのレースに出場している70歳代の最年長ランナー(彼はガンを患ってる)が、途中のエイドで「どうしてこんなに過酷なレースで走ってるんですか?」という問いに、「人間には精神があるからだよ。動物だったら走るのをやめるだろう」と答えてた。確かに。うちの犬はすぐに走るのをやめる。で、僕はというと、たぶん精神に欠落があるから走る。キングの新しい小説の主人公は、不慮の事故により肉体の一部を欠落し、脳の機能の一部を失い、リハビリ中に絵を描き始める。開花した絵の才能が「闇」につながっていきそうな途中。