いろんな角度から比較できるほうがいい


写真は、ポーランドのどこかの街頭で撮ったもの。以下の内容とは関係ないです。
今年3月の「バカ環」で「進行中です」とアナウンスされた、さまざまな環境問題にそれぞれの議員がどんな考えをもってるかがわかるアンケート、「エコ議員つうしんぼ」が、ついに公開されました。
http://www.giintsushinbo.com/
「環境問題」とか「エコ」という言葉は、輪郭がふわふわしていてあまり実感がないけど、この「つうしんぼ」の25問のアンケートはきっちり具体的なものばかりです。とにかく、25の質問(提案)がそうとうに難問。僕も知らないことたくさんあります。でも、自分が興味を持っている問題、たとえば「高尾山のトンネル」、「泡瀬干潟の埋め立て」工事に、自分の選挙区の立候補者たちがどう考えているのかがわかる(答えてない人のほうが多い)。自分が知らない問題については、勉強になる。
このアンケートを今回の衆議院議員選挙候補者全員に送り、返答のあった350人分の回答をアップして、それに採点しています。この採点も重要だろうけど、回答に付されたコメントも全文掲載されています。
新聞やテレビ、web上でも政策比較はいろいろされていて参考になるけど、「環境問談」に絞ったこのアンケートも、自分の選挙区の候補者の回答だけでもチェックするといいと思います(僕の選挙区は4人の候補者のうち1人しか回答してないから「比較」にはならないけど)。
……僕の説明、うまくできてないので、「バカ環」のエンディングにポエトリー・リーディングをした詩人ウチダゴウさんの8月12日の日記を転載させていただきます。
8月30日総選挙でエコ意識の高い立候補者はだれなのか、ひとめでわかるキャンペーン「エコ議員つうしんぼ」が10日、いよいよ公開スタートになりました。市民の声をうけて環境NGOらがつくった「25の環境政策提言」について、8月30日総選挙に立候補した候補者たちが自分たちの立場を表明しています。
いままで「地球温暖化を防ぐべきだと思いますか?」といったような程度の質問を、候補者たちに問う取り組みはありました。が、それでは、具体的に候補者がどのように取り組むのか、つまり「どのような法案を提出するのか」「どの程度積極的なのか」、要は具体的な姿勢がわかりません。「エコ議員つうしんぼ」は、いますぐに法案の草案になる「25の環境政策提言」が質問項目になっているので、従来のキャンペーンにない具体性があるように感じます。公式サイトには、集計のできた候補者回答が次々とアップされています。まだ掲載のないページもありますが、これから3週間のあいだに、すべての回答が公開されます。
選挙というと、いつも「経済成長」「雇用対策」「子育て支援」「地方再生」などがメインに取り上げられます。それはそれでひとつの指標だから、悪くはない(個人的には言いたいことはある)。だったら「環境問題」についても、同じように扱われるべきなんじゃないかなあと思うのです。「環境」からみた選挙、という視点があってもいい。ぜひ覗いてみてください。
追記(8月25日)
webDICEによるこちらのアンケートも素晴らしい!