今日の出来事/今週末のイベント情報

今日の出来事を巻き戻し。簡潔に。
渋谷クアトロでEmi Mayerの初ワンマンライヴを観る。
初ライヴというのは、あたりまえだけど、その人がこれからどんな音楽人生を送るにせよ一回きりである。そして僕は、今日彼女のステージを観て良かったと思ったのでした。
Emi Mayerのことは去年のShing02の歪曲巡礼ツアーで知った。京都生まれ、シアトル育ち。父親がアメリカ人、母親が日本人。とにかく綺麗。シンガーソングライター。音楽はキャロル・キングを思い浮かべてください。今日はピアノとヴォーカル。歪曲バンドのときとは全然ちがう雰囲気、シック。ドラムは歪曲バンドの山口元輝。ウッドベースの人がいて(名前失念)、ギターが高田漣Shing02PA卓でした。全曲英語詞だったファーストアルバムからと、いま作っているという日本語詞アルバムからの新曲、カヴァーは「ジャマイカ・ソング」。アンコールで「LET IT BE」。明後日アメリカに戻り、FUJI ROCK出演時に日本に来るそうです。
クアトロの前は、新宿の「IRA」を初訪問。居心地のいいインフォショップ。先日、高円寺の「素人の乱12号店」でもらった、やんやん制作の高江ミニコミがとても良かったので僕ひとりしか読まないのはもったいないと思い「IRA」に持参して置いてもらい、代わりに「tokyoなんとか」最新号やバックナンバーをもらう。「IRA」までは四谷で開催中の「オルタナ美術ショーケース展」から歩いて行きました。「IRA」も「オルタナ展」も案内してくれたのははーぴー。僕こそ真性の怠惰な人間で、こんなふうに案内してもらうような機会がないとなかなか出歩かないし、それに迷子になることには絶対の自信があるのだ。
元小学校の教室を会場にしたネオ・ダダッコ、原田企画、イルコモンズ他のグループ展を、はーぴーの解説付きで鑑賞する。ネオ・ダダッコは、アピールする手数が全出展者の中でダントツに多かった。名前は宿命である。「ハナレグミ」と名乗ったのなら目は離れてなくてはいけないし、ネオ・ダダッコと名乗るからにはどれだけダダをこねるかである。
その後、会場隅に置いてあった出展作品ではないほうのイルコモンズさんの分厚いファイル(去年の洞爺湖G8サミットについて)を1ページずつめくっていたら(僕の「のびのびイルコモンズ」日記もプリントアウトされてファイルされていた)、何故か涙がぽろぽろ落ちてきて困った。僕の頭の中には「whatever」が流れてました。あまりにも「あの頃」の記憶が戻ってきてしまったので、はーぴーに出展アーティストのひとりを紹介していただいたのに、彼の作品の感想も言えずじまいのしどろもどろでした。
昨日の話の続き。思い出。1996年に僕らがブラジルで最初にライヴをした地、バイーア州サルヴァドールでは、この年にここで撮影されたマイケル・ジャクソンの「They Don't Care About Us」のビデオクリップの話題で持ちきりだった。街を埋めつくすドラム、ドラム、ドラム! バイーアのドラムサークルの強烈なパワーをぜひ味わってください。
■ earth garden 夏
http://www.earth-garden.jp/eg/
代々木公園イベント広場&並木
7月4日(土)、5日(日)
■ 月例湘南マラソン
http://shonan-run.xrea.jp/index.html
湘南
7月5日(日)
■ 『降りてゆく生き方』映画鑑賞会&トークセッション
http://blog.oo53.com/?eid=962931
立教大学
7月4日(土)
■ カルチュラル・タイフーン
http://www.cultural-typhoon.org/2009/jp/top/
http://illcomm.exblog.jp/9907177/
東京外国語大学
7月3日(金)、4日(土)、5日(日)
オルタナ美術ショーケース展
http://www009.upp.so-net.ne.jp/ccaa/
四谷三丁目・CCAAアートプラザ・ランプ坂ギャラリー
〜7月5日(日)
追記(7月1日)
以前、はーぴーに教えてもらっていたのをすっかり忘れてました。こちらのヴァージョンも完璧にかっこいい。
以下は、ブラジル・サンパウロの邦字紙『ニッケイ新聞』メルマガより。
“POPの王”を偲んで=リオやバイアで追悼の意=音楽への道固めた出会いも
2009年06月27日(土)
 二十五日夜、世界中を走った〃マイケル・ジャクソン死す〃の報道は、伯国でもインターネットのパンクその他の反応となって表れた。
 二十六日付伯字紙やサイトもメイン扱いし特集ページも出たりと、外国人としては破格扱いだ。
 七月のロンドン・コンサートを楽しみにしていた人も多く、国内での反応も様々だが、"POPの王"Mジャクソンは、九三年の聖市コンサートと、九六年のリオとバイアでのビデオ録画で伯国の土を踏んでいる。
 国内でも反応が特に大きいのは、九六年の録画会場となったリオやバイアで、リオ市サンタマルタの丘、通称ドナ・マルタのファヴェーラには、追悼の垂れ幕が掲げられた他、録画の際に使った場所は「Mジャクソンの間」と命名され、記念の像も建てられるという。
 また、バイア州サルバドール市でも、アフリカ系ブラジル人文化団体オロドゥンのジョアン・ジョージ・ロドリーゲス会長らが「Mジャクソンのビデオクリップにより、五〇億人以上が自分達の音楽を聞いたはず」とし、追悼の意を表明した。音楽でも高い評価を受けている同団体メンバー二一五人は、九六年の録画時にMジャクソンと共演している。