早稲田大学「POWER TO THE CULTURE」

11月2日に続いて、文化の日の3日も早稲田大学に行ってきました。
「POWER TO THE CULTURE」というイベント。様々な催しが行なわれてる早稲田大学祭の中でも最大の大隈講堂前特設ステージにて。テーマは、六ヶ所村の核燃料再処理工場について。
出演は、YOU THE ROCK★(ヒップホップアーティスト)、川田龍平参議院議員)、鎌仲ひとみ(映像作家)、木下デヴィッド(プロサーファー) 、RANKIN TAXI(レゲエアーティスト)と告知されていたんだけど、最初、YOU THE ROCK★はきっと「にぎやかし」役なのかなと正直思っていました。ごめんなさい、謝罪!
  YOU THE ROCK★がめちゃくちゃ上手く、この野外の大きなステージでの司会進行を務めてました。オープニングは予想通りジョンの「POWER TO THE PEOPLE」が流れ、YOU THE ROCK★がひとり登場し、盛り上げ、出演者を紹介する。川田さんや、鎌仲さんも話がとても上手いけど、YOU THE ROCK★は、再処理工場の問題を知らない人の目線にわざと立って質問を投げ、回答に対して自分の感想と新たな情報を付け加えて返す。会話のキャッチボールが次々とテンポよく、笑いもとりながら進めていく。
巨大スクリーンも効果的に使いながら、ステージの使用時間が50分間というとても短い制限時間で、僕みたいに六ヶ所村関連のイベントに何度も来てる放射能まみれのヤツでさえも一瞬も飽きることなく、また「六ヶ所村」という地名すら知らなかった人(最初、YOU THE ROCK★からそう問いかけられて「知ってる」と挙手した観客は意外と少なかった)もきっと興味を持ち、問題点を理解しただろうシンポジウム。とにかくMCのYOU THE ROCK★凄腕!
※木下デヴィッドさんは来ることができなくて、代わりにSurfrider foundation Japanのサーファーたちが登場してた(放射性物質を含んだ排水の被害をまず受ける人間は漁師とサーファーなのだ)。 あと、映画『六ヶ所村ラプソディー』にも出てくる六ヶ所村「花とハーブの里」の菊川さん(僕は先月、日比谷公園で開催された「土と平和の祭典」で彼女からチューリップの球根を買った)も登壇した。
トークによって情報を充分知った上で、ランキン・タクシーさんが登場。超懐かしい「誰にも見えない、匂いもない」も聴けた!
出演者全員がステージから降りたあと、スクリーン上に僕らへの問いかけの文章が流れてイベントは終わった。
僕は、問いかける側も確たるものが必要だと思う(プロのフォトグラファーが撮影の際、被写体と真剣に「対峙」するように)。このイベントの主催者である学生たちはステージに立つことはなかったけど、それはしっかり伝わってきた。
僕の答えは、一昨日、同じ早稲田でカクマクシャカが歌った「無知の知」と同じ、
今すぐ言うんだ もうそれは「NO!」