GANGA ZUMBA×井上薫(CHARI CHARI)
□ GANGA ZUMBA SUMMER PARTY
http://www.five-d.co.jp/miyazawa/jp/blog/la2005/archives/2006_0708_0000.php
8月4日(金)
横浜ベイホール
OPEN/START=23時(〜 Midnight)
LIVE=GANGA ZUMBA
DJ=Kaoru Inoue/DJ Kensei
チケット=3,000円(税込・オールスタンディング・1ドリンク付)
8月4日、横浜ベイホールでGANGA ZUMBAのパーティに井上薫さんがDJとして出演します。これはすごい! でも、なにかが頭の隅にずっとひっかかっていたので検索してみたら、出てきました(→★)。2001年11月、渋谷クアトロで観た“ADVENTURES IN MODERN MUSIC”というイベントで、ステージ上では井上薫(CHARI CHARI)がDJをしていて、フロアにマルコス・スザーノや沼澤尚さんがいたのでした。井上薫さんとGANGA ZUMBAにはこんな遭遇もあったのか。
この“ADVENTURES IN MODERN MUSIC”というイベントに、僕はタルヴィン・シンをいちばんの目当てに行っている。タルヴィン・シンは、DJであり、ミュージシャンであり、タブラの奏者です。
僕が好きな音は、タブラと三線。タブラは例えばTHE BOOMの「帰ろうかな」で聞けるインドの打楽器で、極東ラジオでも第118回で特集しています。三線は沖縄の弦楽器。1998年に出たタルヴィン・シンの「OK」という曲では三線とタブラという僕の二大大好き楽器がミクスチャーされたとんでもないダンスチューンで(ネーネーズがボーカル!)、僕は自分がDJをするときはたいていこの曲をかけています。
こういった沖縄と他のジャンルのミクスチャーは宮沢和史もタルヴィン・シンより前にやっている(坂本龍一の『NEO GEO』や『BEAUTY』はさらに前)。1993年のTHE BOOM「いいあんべえ」は沖縄とジャマイカとバリ島の音楽をミックスした世界のどこにもなかったダンスミュージックで、当時の僕はこの曲に完璧にやられてしまった。もっともっとこうしたアジア的なミクスチャー音楽が聴いてみたくなって(「帰ろうかな」や「berangkat」という曲もTHE BOOMは作っていった)、そんなときに出会ったのがDJの井上薫さんでした。僕は井上薫さんと神波京平さんがやっていたパーティに出かけ、「バングラビート」と呼ばれる音楽をどんどん吸収していき、またその背景にも深く興味を持ちました。ASIAN DUB FOUNDATIONがちょうどデビューしたころで、井上薫さんがクラブでプレイする曲、リコメンドするCDを渋谷WAVEで買いあさっていました。あまりにも好きで1994年には六本木で井上薫さんと神波京平さんにDJしてもらい、ライヴゲストがSAYOKOというイベント「BOOMASIA」を開いたのです(飛び入りゲストがパンジャビMC!)。
井上薫さんは2001年に宮沢和史の沖縄とブラジルのミクスチャー「沖縄に降る雪」をリミックスしています。ちなみに、先月、東京で来日ライヴを行なったカシンは「ちむぐり唄者」で三線のリフを大胆にフィーチャーしたリミックスをしてる。カシンはブラジル人だけど、タルヴィン・シンと似たセンスを感じる(名前も似てる)。アルバム『MIYAZAWA』でもう一組「ちむぐり唄者」をリミックスしている琉球アンダーグラウンドもタルヴィン・シンが好きだ。
「バングラビート」は、イギリスで生まれ育ったインド移民の子どもたちが、自分たちのルーツであるインド・パンジャビの音楽とイギリスのダンスミュージックを融合させて生まれた音楽で、なんとなくGANGA ZUMBAの音楽の出自とも似ている気がします。ADFや、バルセロナのミクスチャーバンドOjos De Brujoと共演してほしいなあ。いきなりだけど。
僕に未知の音楽をたくさん教えてくれた宮沢和史と井上薫。この組み合わせ、僕にとっては両師匠の共演という、すごいことなんです。
追記 井上薫さんはバングラのDJではありません。井上さんの主催パーティの名の通り、「groundrhythm」な選曲です。
KAORU INOUE(CHARI CHARI)
http://www.seedsandground.com/profile.html
http://www.five-d.co.jp/miyazawa/jp/blog/la2005/archives/2006_0708_0000.php
8月4日(金)
横浜ベイホール
OPEN/START=23時(〜 Midnight)
LIVE=GANGA ZUMBA
DJ=Kaoru Inoue/DJ Kensei
チケット=3,000円(税込・オールスタンディング・1ドリンク付)
8月4日、横浜ベイホールでGANGA ZUMBAのパーティに井上薫さんがDJとして出演します。これはすごい! でも、なにかが頭の隅にずっとひっかかっていたので検索してみたら、出てきました(→★)。2001年11月、渋谷クアトロで観た“ADVENTURES IN MODERN MUSIC”というイベントで、ステージ上では井上薫(CHARI CHARI)がDJをしていて、フロアにマルコス・スザーノや沼澤尚さんがいたのでした。井上薫さんとGANGA ZUMBAにはこんな遭遇もあったのか。
この“ADVENTURES IN MODERN MUSIC”というイベントに、僕はタルヴィン・シンをいちばんの目当てに行っている。タルヴィン・シンは、DJであり、ミュージシャンであり、タブラの奏者です。
僕が好きな音は、タブラと三線。タブラは例えばTHE BOOMの「帰ろうかな」で聞けるインドの打楽器で、極東ラジオでも第118回で特集しています。三線は沖縄の弦楽器。1998年に出たタルヴィン・シンの「OK」という曲では三線とタブラという僕の二大大好き楽器がミクスチャーされたとんでもないダンスチューンで(ネーネーズがボーカル!)、僕は自分がDJをするときはたいていこの曲をかけています。
こういった沖縄と他のジャンルのミクスチャーは宮沢和史もタルヴィン・シンより前にやっている(坂本龍一の『NEO GEO』や『BEAUTY』はさらに前)。1993年のTHE BOOM「いいあんべえ」は沖縄とジャマイカとバリ島の音楽をミックスした世界のどこにもなかったダンスミュージックで、当時の僕はこの曲に完璧にやられてしまった。もっともっとこうしたアジア的なミクスチャー音楽が聴いてみたくなって(「帰ろうかな」や「berangkat」という曲もTHE BOOMは作っていった)、そんなときに出会ったのがDJの井上薫さんでした。僕は井上薫さんと神波京平さんがやっていたパーティに出かけ、「バングラビート」と呼ばれる音楽をどんどん吸収していき、またその背景にも深く興味を持ちました。ASIAN DUB FOUNDATIONがちょうどデビューしたころで、井上薫さんがクラブでプレイする曲、リコメンドするCDを渋谷WAVEで買いあさっていました。あまりにも好きで1994年には六本木で井上薫さんと神波京平さんにDJしてもらい、ライヴゲストがSAYOKOというイベント「BOOMASIA」を開いたのです(飛び入りゲストがパンジャビMC!)。
井上薫さんは2001年に宮沢和史の沖縄とブラジルのミクスチャー「沖縄に降る雪」をリミックスしています。ちなみに、先月、東京で来日ライヴを行なったカシンは「ちむぐり唄者」で三線のリフを大胆にフィーチャーしたリミックスをしてる。カシンはブラジル人だけど、タルヴィン・シンと似たセンスを感じる(名前も似てる)。アルバム『MIYAZAWA』でもう一組「ちむぐり唄者」をリミックスしている琉球アンダーグラウンドもタルヴィン・シンが好きだ。
「バングラビート」は、イギリスで生まれ育ったインド移民の子どもたちが、自分たちのルーツであるインド・パンジャビの音楽とイギリスのダンスミュージックを融合させて生まれた音楽で、なんとなくGANGA ZUMBAの音楽の出自とも似ている気がします。ADFや、バルセロナのミクスチャーバンドOjos De Brujoと共演してほしいなあ。いきなりだけど。
僕に未知の音楽をたくさん教えてくれた宮沢和史と井上薫。この組み合わせ、僕にとっては両師匠の共演という、すごいことなんです。
追記 井上薫さんはバングラのDJではありません。井上さんの主催パーティの名の通り、「groundrhythm」な選曲です。
KAORU INOUE(CHARI CHARI)
http://www.seedsandground.com/profile.html
- アーティスト: CHARI CHARI,井上薫
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 1999/08/21
- メディア: CD
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1998年のCHARI CHARI(井上薫)ファーストアルバム。
ageHa vol.05 Mixed by Kaoru Inoue
- アーティスト: Kaoru Inoue
- 出版社/メーカー: GATE RECORDS
- 発売日: 2004/10/06
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DJ MIXのアルバム。2004年。
- アーティスト: Kaoru Inoue
- 出版社/メーカー: アスミック・エース
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2006年の最新作。