七夕週末日記

□ 7月7日(金)
下北沢Club Queでの“night meeting”DUTY FREE SHOPP.×カクマクシャカが出る。自分の好きなイベントに、好きなミュージシャンが出る。でもたぶんお客さんは、沖縄からやって来たふたりのことなんて知らない。どんなふうに受け止められるのか。こういうときのドキドキする緊張感は嫌いじゃない。去年のバンコクでのロックフェスでのkiiiiiiiも、グアナファトのフェスでのMIYAZAWA-SICKのライヴ直前にも同じことを感じた。
この日はふたりだけということで、知花竜海のアコースティック・ギターヒューマンビートボックスカクマクシャカのラップという5月の中野でのライヴと同じような構成。最初、知花竜海がひとりで出てきての弾き語り曲(初めて聴いた)から最後の曲まで、『音アシャギ』の中の曲は「民のドミノ」だけというレア選曲。観客の中からのリクエスト(はーぴー!)で「七夕」というお題で即興で歌を作るというのもあった。なぜに初めての場でそんな大変なことにトライする〜と思ったけど、うまくいった。「うまくいった」なんて思う「親心」禁止。「ファン」でいよう。
出番までの間、MOTHERというお店で竜海くんと少し飲む。GANGA ZUMBAについて二人で熱く語る。
□ 7月8日(土)
渋谷Club AsiaにてDUTY FREE SHOPP.×カクマクシャカ『音アシャギ』発売記念ライヴ。前日のふたりだけでもなく、6月の沖縄での大コラボレーション・スタイルでもなく、盟友FUNKISTがバックバンドを務める。初めて聴く生音の『音アシャギ』。このミクスチャーサウンドはいまGANGA ZUMBAにいちばん近いのではと思う。「太陽ぬ島」最高。この夜は胸いっぱいになり過ぎで、そのあとのナカマサたちとの打ち上げ(台湾料理)でもあまり話せず。もうちょっと時間経ってから感想まとめます。
会場で辻信一さんとしっかり話すことができてうれしかった。
□ 7月9日(日)
夕方、もう終わりかけのアースガーデン@代々木公園へ。キーマカレーを食べる。野外で食べるカレーはなんて美味いんだろう。
アースガーデンのオーガナイザーである南兵衛さんと少し話す。南兵衛さんは“渚”や、アースデー東京もオーガナイズしています。今、南兵衛さんの本『フェスティバル★ライフ』を読んでるところ。
そして、渋谷Club Asiaでの“SOI TRAVEL”へ。
Give Me More! FUTONからmomoko FUTONだけがバンコクより来日(8日に来日して10日に帰国するそうです)。この日はバックトラックにあわせてmomokoさんが弾くエレキギターでのライヴ(ギターのストラップが外れたときには、その前の出番だったMOTOCOMPOのメンバーがケアしてた)。どこかのインタビューでmomokoさんはサンフランシスコのアートスクール出身で、そのあとバンコクに渡ったという話を読んだことがあって、親近感をすごく感じたことがあります。でもいまはサンフランシスコの話を割愛。 momokoさんのステージのあと、去年のバンコクのFAT FES、豪雨のFUTONのステージ映像が流れたんだけど、あの雨とライヴは本当にすごかった! 目の前の雨が壁になるのです。僕の姿も映ってて懐かしかった。
BEAR GARDENは東京に滞在中のボーカルJUNEちゃん(ベースも弾く)に、ギターでDJ子供、キーボードにu.t.(kiiiiiii)が加わるという「あっぷりけ」的な編成だったのですが、今日はルカちゃんの代わりに(←ステージ上でVJをしてた)、ドラムが須藤俊明さんという布陣。
須藤さんは僕が初めてSOI MUSICのイベントを観に行った2004年秋の青山CAYでCliquetparのドラムを叩いていた人。まさかその1ヶ月後、バンコクのFAT FESでLakin' the kiiiiiiiがCliquetparのドラムを叩くとは……で、それから巡り巡って2006年7月9日にはバンコク的複雑な回廊を通り須藤さんがBEAR GARDENのステージでドラムを叩いている。超絶テクなドラムがローファイでキュートなサウンドに絡むというか支えるという構成。ステージ上は「CAMP in FES」でした。椅子にしてもテントにしてもステージ上にあるのはキャンプサイトの風景。どこかに写真ないかな(→kiiiiiiiのblogにあった!)。着ぐるみの熊(BEAR)が踊ったり、テントの中から照明したりと、遠藤治郎さん的な「そんなの誰もやらないよ」的デコレーション+照明でした。
※追記
詳細なレポートが「The Eastbound Train」にありました。