中川正子写真展「うわずみ」

中川正子写真展「うわずみ」開催
3月10日〜26日
http://www.upfield-gallery.jp/exhibition.html


昨年末、中川さん(以下、ナカマサ)がハワイで撮ってきた写真がたくさん載っているという雑誌「MY LOHAS」ハワイ号は、先日購入したもののテーブルの上に置いたままでまだページを開いていない。

僕は適当な享楽主義者で、欲しいもの、行きたいところは、お金があるなしに関わらず手を出したり、足を運んだり、それで「あー、楽しかった」「あー、お金がなくなった」という具合に、考えなしに動くほうなんだけど、ナカマサの写真を見るときだけは不意打ちをくらわないように準備したい。
準備といっても、ナカマサの写真が受け取る際にある種「覚悟」が必要な、例えば戦時下の凄惨なドキュメンタリーだとかいうわけではない。どちらかというと逆。
そこにあるのは日常の中の小さな幸せ。ハナレグミが「日々のあわ」と歌い、ナカマサが「うわずみ」と名付けるもの。
これがやっかいなんだ。それは、いま聴いてる小沢健二の「ある光」の中のフレーズを借りれば〈摩天楼の雪を溶かす力のように強〉いものであるから。

テーブルの上の雑誌をめくってナカマサの写真を見たら、僕はどうなっちゃうんだろうと考えると、とりあえず明日のオープニングパーティまでに抱えてる仕事を済ませちゃうほうがいいに決まってる。


おまけ 2003年10月の日記
http://www.five-d.co.jp/tuku2/diary/03-10-23.html