犬との週末

tuktukcafe062010-08-22

金曜日に往復4時間かけて犬を連れてきた。二泊三日の同棲生活。このマンションで彼女は不法滞在者なので、とにかく吠えて存在がばれてはいけない。吠えるのは、部屋の外で(彼女にとって)不審な音がした場合と、僕が彼女から離れた場合。なので必然的に滞在中は犬とずっと一緒の生活になる。散歩は、トートバッグに入れて、人目を避けて連れ出す。夜は何度かもぞもぞするので、そのたびに寝室のドアを開けて、好きに部屋の中を移動させる。で、戻ってきたらまたドアを閉めて、寝る。床に広げたバスタオルの上や、彼女専用になってしまったクッションの上で寝ることが多いのだけど、たまに涼を求めてかチラシの上や雑誌の上にも寝てる。テーブルの下でまるまってることもある。朝は5時前に起こされて、こっちは寝ぼけながら散歩に連れていく。
金曜の夜にシャワーさせたときにしっぽのつけねが固くなっていることに気づいた。犬もそれを気にしている。毛玉みたいになってしまったのかと思ってたけど、土曜日に、トリミングにつれていくと、「これは皮膚炎です」と店長さんに言われた。赤く腫れている。固く感じたのはカサブタになっていたからだった。痒いのだろう、そこを噛もうと首をしっぽのほうに回そうとするが、当然身体が回転してしまい届かない。バターになってしまったトラのようにぐるぐるまわってる。かわいそうすぎる。
今朝、獣医に診てもらうことにした。僕は獣医に行くのははじめて。ネットで同じ区内で日曜に診察してくれる病院を探す。ホームページで当たりをつけ、電話で診察の予約をして、電車で3駅のその病院まで行った。病院は住宅街の中にあった。問診票に記した犬の名前で僕も呼ばれる。施術台の上、看護師さんと僕とで励ましながら犬をおさえ、獣医に診察してもらう。皮膚炎は3カ所もあった。薬を塗ってもらい治療終わり。痒かっただろうな。診察不安だったろうな。
思い切って病院に連れてきてよかった。犬の気持ちがわかれば土曜の朝一に病院に行ったのだろうけど。
夕方、姪っ子家族が犬を受け取りにきた。これから5日間、彼女はそこで暮らす。薬のことなど引き継ぐ。犬と一緒にいるときは、ずっと犬のこと考えてる。大変といえば大変だけど、とてもかわいい。そして今回みたいに具合が悪くなると心配になる。僕なんかはたった3日間預かるだけだったけど、それに犬と人間を比べても仕方ないだろうけど、子どもを持つ親というのは本当に偉いなーと思う。尊敬。姪っ子の家でもかわいがられて、楽しく過ごしてほしい。皮膚炎は早く治っておくれ。と、犬バカな気分。