「文化人類学解放講座」

tuktukcafe062009-12-19

「文化人類学解放講座」に行ってきました。
最初の10分ぐらい遅刻。
忍び込むように教室に入ると(忍びこんでるわけですが)、そこではCOP15の映像が次々に紹介されていました。デンマークで開催中のCOP15で、デモ隊が暴徒化して968名が逮捕されたという。環境問題の国際会議でデモ? さらに暴徒化?
いくつかの映像によって、デモの主張は「我々の気候を政治家たちに決められたくない」ということだとわかる。同意。マスメディアの報道を信じない人たちが自分で撮影し、それをインターネットで配信することによって、僕らの知らないところで世界を変えようとしている人たちがいることを知る。これは、この「反撃が始まった」シリーズで学んできたこと。今、まさにそれがコペンハーゲンで行なわれているということ。サンバ・ブロック、グリーン・ブロックなどの映像も見る。祝祭的で、そこに暴力性は見いだせない。冬の路上、それも夜に、長時間に渡って放置されている逮捕された若者たちは、ブラック・ブロックの装いをしていない。デンマークではこのCOP15にあわせて「デモで問題を起こしそうな人物も12時間拘束できる」なんて法律がつくられていた、という背景を知り、新たに映像を見ることによって、逮捕された人たちが感じた、文字通りの「冷遇」っぷりをようやく想像できる(→「COP-enhagen」)。
もし、違う角度からのこうした映像や解説がなかったら、「社会運動に関わるとろくなことにならない」と思い込まされていく。(あとで続き書く予定)
【追記】12月28日
COP15報告会」が、高円寺の素人の乱12号店であるというので自転車で行ってきました。
http://irregularrhythmasylum.blogspot.com/2009/12/28cop1512.html
旅の話を聞くのは大好き。それが、自分が知りたかったCOP15のデモの話ならなおさら。12月12日のコペンハーゲンでの拘留の話も聞いた。「聞き書き」して文章にまとめたいぐらい。写真もたくさんだったし。
デンマーククリスチャニアについては、帰宅後、雑誌「SPECTATOR」2003年夏号に16ページに渡る訪問記事が載ってたのを思い出し、本棚から引っ張りだしてきました。