SDP

金曜の夜から急遽犬を預かることになって、インタビューまでしたのに「UMISAKURA MUSIC FESTIVAL」に行けなかった。
日曜の夕方に犬を姪っ子宅に引き継ぎして、整理番号6番という自分としてはこれまでありえない期待度と行動力で発売当日に購入したチケットを握りしめ(うそ、ポケットに入れて)、恵比寿リキッドルームShing02×スチャダラパーのライヴを観に行きました。しかし、5時間ひとつの場所にいて、それでいてアンコール後に行なわれたというフリースタイル・セッションを見逃してしまうとは……。だから感想書かない。でも、久しぶりなのか、ライヴで聴いたのは初めてなのかほぼ記憶にないShing02の「応答セヨ」(アルバム『緑黄色人種』に収録)を聴いたとき、その前後の、「大学時代にスチャダラパーを初めて知り衝撃を受けた」というMCと相まって、ベイエリアからひとり海の向こうに「応答セヨ」と発信する、10年前のShing02の切実な気持ちが伝わってきて、とても良かったです。
ところで、先日、スモール出版から『ラップ歌謡大百科』を頂きました。
〈「ラップ歌謡とは何か? ここでは“ラップの手法を使ったJ-POP、歌謡曲いう定義をした。本場アメリカはもちろん、国内のヒップホップとはまったく違った進化を遂げた楽曲のことだ”〉ということで、ラップ歌謡236枚のすべてがカラーでジャケットと130字の解説付きで紹介されている。「ラップ歌謡誕生期(1980年代)、「ラップ歌謡発展期(1990年〜1993年)」、「ラップ歌謡全盛期(1994年〜1996年)、「EAST END×YURI系」、「DA・YO・NE系」、「ラップ歌謡浸透期(1997年〜1999年)」、「ラップ歌謡定着期(2000年〜)」と時系列に分けたディスクガイド。よくもここまで集めたという労作。9月9日、原宿UCというカフェバーで『ラップ歌謡大百科』発刊記念DJあり(入場料無料)。