「TOKYOなんとか」と「なんとかフェス」


フリーペーパー「TOKYOなんとか」8月号に、先日のとっても楽しかった「ドラムピクニック」のレポートが掲載されてます。僕も写真に写ってた。こちらで「TOKYOなんとか」の誌面がpdfで読めます。
この「TOKYOなんとか」で告知されてたのが、8月21日〜24日まで長野市で開催の「なんとかフェスティバル〜長野騒乱」
先日の「ひかり祭り」のときも会う人ごとに話題になってたけど、会場は「水も電気もない場所」だとか、「もともとはゴミ置き場」だとか、ステージの大工仕事は(ひかり祭りにも来ていた)フランス人が担当するとか、なんかよくわかんないがすごそう。イルコモンズさんが予告編映像をつくってます。
もうひとつ。昨日読み終わった毛利嘉孝さんの本、「ストリートの思想 転換期としての1990年代」(NHKブックス)を推薦。
サブタイトルに「1990年代」という言葉があるけど、冒頭、序章は今年の阿佐ヶ谷メーデーの描写。
毛利嘉孝さんの存在を知ったのは去年春に新宿ネイキッドロフトで開かれたサウンドデモについてのシンポジウムだったのだけど、僕はそこで毛利さんが見せてくれたロンドン・ノッティングヒルの「路上解放運動」の映像にわくわくしたし、松本哉のデモの数々に大笑いし、イルコモンズさんの映像編集センスに驚いた。それがこの本でぜんぶ繋がったという印象があります。イルコモンズさんについては、「ストリートの思想家」として9ページに渡って論述されています。
代々木公園、新宿、宮下公園、派遣村、高円寺など、僕がいる/関わってきた場所で起こったこと、進行中のことも分析されていて引きずり込まれるように一気に読んでしまいました。
〈ストリートとは何か。この場所とも非場所とも呼ぶべき空間には今、多くの興味深い人が集まり、おもしろい出来事が起こりつつある。それは、自ら持続的な空間を所有しているわけではないので、常に突発的で、一時的で、流動的なのだが、それゆえに今日の新しい対抗的な政治の可能性を示している。〉

ストリートの思想 転換期としての1990年代 (NHKブックス)