明日朝、この海の埋め立てが再開されてしまう/リアム・オ・メンリィ

リアム・オ・メンリィのライヴを渋谷で観て、飲んで、新宿まで歩いて、それから電車で家まで帰ってきたら腹立たしいニュースが届いていました。
明日(20日)朝から、この写真が撮影された沖縄の泡瀬干潟の埋め立て工事が再開されてしまう。
20日朝から泡瀬で緊急抗議集会が開かれます。詳細は「泡瀬干潟を守る会連絡会blog」で。
東京の僕は参加できないので、行く人はよかったら僕の代わりにこのプラカードをプリントアウトして持っていってください。
追記
夜が明けて。いまごろ僕の沖縄の友だちは泡瀬干潟に向かっているんだろうなと思いながら(→「沖縄タイムス」速報)。
リアム・オ・メンリィのライヴ。僕は1999年と2000年に彼の東京でのライヴを観た。元ホットハウス・フラワーズ、アイリッシュのミュージシャン。
昨夜はゲール語(たぶん)のアカペラの曲から始まって、2曲目はバウランでリズムを重ねながら、3曲目は笛を吹き(他の曲ではサハラ砂漠で買ったという楽器を操っていた)、4曲目、ピアノの弾き語りで歌った歌がようやく英語だったのかな。アイルランドの音楽は不思議な節回しだ。構成も展開が読めない。ステージで話す言葉は英語だけど、固有名詞にゲール語が入ってくるのでぜんぶは理解できない。途中、フィドルのゲストが演奏する曲があり、山口洋もまたギターで数曲参加した。僕は以前、リアムのことを「裸足の音獣」と呼んで記事を書いたんだけど、彼は本当に自由に音と戯れている。それは共演した山口洋の日記を読むとよくわかる。というか、そんな彼と共演できる山口洋恐るべき。
ホットハウス・フラワーズ時代の曲「ONE TONGUE」はやはり名曲だった。ずっと続いていくような曲。終演後、楽屋で10年前、あなたは僕がディレクターをしていたラジオ番組に出てくれたんですよ、ということを話しかけた。