BE THE RIOTTT!


「BE THE RIOTTT!」というフェスに行ってきました!
http://www.riottt.com/festival/
会場はBILL GRAHAM CIVIC AUDITORIUM。シビックセンターのすぐ隣にある。当日券で40ドル。屋内フェスなので幕張メッセのCount down japan fesを想像するとわかりやすいかも。ステージは3つ。メインは武道館のステージ前方部分を小さくした感じ。アリーナがあり、二階スタンドがある。二番目のステージはリキッドルームぐらい、三番目はクアトロぐらいのキャパ。North Califronia Culture Expoというサブタイトルがついていて地元バンドが多いようでした。13時スタートでヘッドライナーのTHE RAPTUREは23時からという長丁場のフェスで、僕は夕方に到着しました。
最初に観たのがオークランド(サンフランシスコのすぐ隣の市)のヒップホップ「ZION-I」。メインステージ。いきなりいいものを観た。
フェスの客層は20代男女中心。ヒップホップの出演者が多いようだけど特にB-BOY的な黒人が多いというわけではないし、ドレッドや、パンク(いなかったけど)な人が多いというわけではなかったです。インディー・ロックが好きそうな若者グループ多し。変わった匂いの煙草の煙が漂ってる以外は(出演者によってその濃度が違う)、日本から来てもそんなに違和感ないです。ZION-Iはそんなあらゆる層に反応させてたなあ。
次に観たのが三番目のステージでASOBI SEKSU。ニューヨークのバンド。この前こちらで買った雑誌にも紹介記事が出てた。ボーカルが日本人女子。バンド名はPLAYFUL SEX(ASOBI SEKSU=遊びセックス)を意味するそうです。こういうのは観たくなる。満員。ミキちゃんボーカルのスーパーカーをインディー・ロックにした感じの音。日本語の歌詞もあって、それにも関わらず手拍子が起こってた。ショーのあともブース(自分たちのCDやTシャツを売ってる)で写真たくさん撮られてた。
他に観たのは、LIVING LEGENDS(なんかたくさんのMCがいた。大ステージ映えするパフォーマンス)とSAGE FRANCIS(DJなしで自分でCDJのボタンも操作するカラオケMC。野菜投げてた。芸達者)と、名前こんど調べるけど(←Saul Williamsだった)フェミ・クティをさらに精悍にしたようなMCがブレイクビーツ(DJはドレッドのモヒカン)にのせて高速でラップしたり、ロックンロールしたり、アカペラでアジテーションしてた人。この人のステージはすごかった。ヒップホップのことを僕はほとんど知らないのだけど、お約束的な「Put your hands up」っていう煽りなし。だからフロアもぽかんと観てる人と踊り狂ってる人に二分されていた。次に出てきたVISIONARIESというヒップホップはお洒落なんだけど、対照的に「お約束」の多いパフォーマンスで僕はここで疲れて脱落。ヘッドライナー残して帰りました。
ちなみに会場で売っていたフードはピザ、ホットドッグ、ナッチョ。ピザが7ドルだった。高い。飲み物はビールやカクテル。こちらも7ドルから。チョコレートやナッツの売り子もいました。
メインフロアの後ろにはゲームマシンも設置されてた。
f 会場でZION-IのMCのひとりを見つけて、勇気を出して話しかけてみました。僕は人見知りだし、それが英語なんていったら格段に緊張してしまうのです。でも、ステージの感想伝えたら優しく右手を差し出してくれた。日本の友だちがあなたのステージを観るようにレコメンドしてくれたんですと言ったら、CD-Rを僕にくれました。超いいやつ。後で調べたら彼の名はDEUCE
スペイン語のラップもあったし、「ニカラグアへ」という賛辞がジャケットにあったのでもしかしたらニカラグア出身なのかも。そうならニカラグアのことも聞けばよかった。