「しまくとぅばの日」

今日もメモのみ。
鋭いレポートを連発する沖縄の情報サイト「RIK」。
編集長KUWAさんの「しまくとぅばの日」の取材記事。
http://okinawa.rik.ne.jp/contents/okinawa/from/shimakotoba/index.html
「しまくとぅば」とは「島言葉」のこと。
年々消えていく沖縄の「しまくとぅば」を危惧して、沖縄県では9月18日(く・とぅ・ば)が「しまくとぅばの日」に制定され、その記念イベントが沖縄県立郷土劇場行なわれたそうです。
DUTY FREE SHOPP.の「カーミヌクー」はまさにこの「しまくとぅば」について歌った曲。
以下は10分以上あるこの曲の歌詞の一部。FAR EAST SATELLITE第98回で知花竜海(DUTY FREE SHOPP.)のトークとこの曲の一部が聴けます。
リズムとイズムの狭間で歪む かき回される魂の雫
気付くと海には夕日が沈む また一つ言葉を失う
リズムとイズムの狭間で歪む かき回される魂の雫
海の白砂知ってか知らずか また一つ心を失う
失ったら元ねー戻ららん言葉 深く深く掘れボキャブラはっしぇやーや誰ーやが? 晴れた日には心が暴れだす マイク持ちまして心を解き放つ 沖縄発! 待つのじゃなく踊らす 年がら年中ココナッツ ここは夏 ヤマトナイズされていくうちなんちゅ「らしさ」についてもう一度問い掛ける
沖縄、生まれ育ち愛してやまない島 やしがまた年々自然や文化が失われつつある今 無くしていいばー? 我した島言葉
一にテレビラジオ氾濫する共通語 標準平均化 戦後耕されていく言語 伝言ゲームのよう だんだんと言葉は変化し こだわる偏差値 「だってみんなと同じじゃないと変だし」
次に核家族化の負荷今だ深く 親もあまり訛り子どもの前じゃ使わぬはず おじーおばーと喋れない孫 深刻な沈黙がやがてしんどくなる 言葉奪い自我を封ず同化政策 大和ナショナリズム振りかざしたような生活 やしが耳を澄ませ 島の唄は鳴り止まぬ 脈々と根をはり 伸びるLike a がじゅまる 始まりルーツ探しの旅 くれー自分探しぬ旅 踏み出す足 海ぬ風や澄み渡り 高い理想 深い思想 深入りしそうな黄金 肝がなさおじーおばーの立ち姿
DUTY FREE SHOPP.『カーミヌクー』
(→ hands storeで購入
このアルバムを発表した2001年、当時21歳の知花竜海はNHKホールでの「青春メッセージ2001」に登場。ウチナーグチで沖縄の言葉や文化についてラップしたそうです。
当時の「沖縄タイムス」の記事
先日のsoultoday060915では「カーミヌクー」が新たなトラックでラップされたけど、今後もこの曲はずっと歌っていってほしいです。