上々颱風 @ 新宿花園神社

写真は終演直後の花園神社。
上々颱風の新宿花園神社コンサートに行ってきました。
http://www.mandicompany.co.jp/sst/sst_top_.html
FUJI ROCKでの上々颱風のステージが凄かったという噂(FUJIROCK EXPRESSのレポートはここ)を聞いていたのと、花園神社という会場が決め手で、開演時間の19時頃に「やっぱり行こう」と思って観に行きました。雨じゃなくてよかった。当日券3500円。上々颱風は15年近く観たことなかったです。ファーストとセカンドの曲しか知らなかったけど(それも記憶の向こう)充分楽しめました。ギターとパーカッションがもうひとりいればもっと踊れるのにとか思ったりもしたけど。
先日のScritti Polittyのライヴ以上の年齢層の高さ。会場内の食べ物、飲み物の販売は、ビールがなくて焼酎(一升瓶が置いてあって「トリプル500円」という値段設定)と「氷結」(でも字が間違っていて「永結」になってた)で、食べ物が「おでん」と「馬の煮込み」両方とも500円でした。「馬の煮込み」という張り紙初めて見たよ。僕は事前に用意したビールを途中で飲み干してしまったので、出口の係員に「ちょっと外に買ってきていいですか?」とダメもとで声をかけたらあっさりOKでした。なので近所のコンビニで缶ビールとつまみを補給(境内を抜けて通りに出ると、そこはいつもの歌舞伎町の喧噪!)してきました。焼酎と馬の煮込みというのは残念ながら僕にはまだ似合わないし。
90年代の初めに観た上々颱風喜納昌吉&チャンプルーズのライヴにカルチャーショックを受けました。チャンプルーズを初めて観たのは多摩の小ぎれいなホールで、でもそこに集まっているのは家族連れや年輩の方がたくさんで、なのにライヴの終盤にはカチャーシーでステージをも占拠してしまうという盛り上がり。上々颱風もたぶん同時期に初めて観てます。「チャンチキ・ロック」と歌の中で自称してる音楽は沖縄とか民謡がレゲエやロックとミクスチャーされてて、でもエンターテイメントなステージが刺激的だったのです。 実はこの頃、紅龍さんにインタビューしたこともあります。THE BOOMボ・ガンボスやソウルフラワーがまだそういうことをする前のことです。
上々颱風 関野吉晴さんの「新グレートジャーニー」のオンエア。スタート時間に帰宅がまにあわなかったので、明日録画したのをと思ってたんだけど、やっぱりテレビをつけて途中から見てしまう。
「エセコミ38号」での取材でもうかがったサハリンの残留日本人のことや、オットセイだらけの島(廃墟の上をオットセイが向かってくるシーンは怖かった)、サハリンから稚内まで海峡をカヤックで航海など。また、じっくり見るのだ。
この「新グレートジャーニー」とTHE BOOMとの共通点を少し先日の日記に書いたけど、もうひとつあります。THE BOOMも去年、サハリン―稚内間を移動しています。THE BOOMと北海道最北端の町、稚内との繋がりは2001年のライヴから。THE BOOMは翌年も稚内でライヴを開き、2004年には稚内の思い出を描いた「白いハマナス」という曲を発表します。2005年9月のサハリンでのライヴは、稚内の人たちの仲介のおかげでした。2万人もが集まったユジノサハリンスクでのTHE BOOM野外ライヴの写真はこちらなどで。このサハリンでのライヴのあとにTHE BOOMはフェリーで稚内に戻り、稚内でライヴをしているのです。FAR EAST SATELLITEでもそのエピソードが聴けます。


百景