今日発売の『小説新潮』に

今日発売の『小説新潮』7月号宮沢和史の連載「言の葉摘み」(最終回)に関野吉晴さんと対談したことの印象が書かれています。
5月10日、宮沢和史と関野吉晴さんが対談しました。そのテキストはまもなく発行になる「エセコミ」38号に掲載されます。昨日入稿したばかりなのですが、はやく読者に届いてほしいワクワク号です。ほんとは『小説新潮』7月号の読者にも、「エセコミ」を読んでほしいです。
700万年前、人類はアフリカ・タンザニアに誕生しました。その人類がいま地球上のほぼあらゆる場所に暮らしているのは、アフリカから世界各地に移動し、住み着いていった太古の人類の旅があるからです。アフリカからもっとも遠いのは南米の最南端。太古の人類のその移動、つまりアフリカから南米最南端までの旅をイギリスの考古学者は「グレートジャーニー」と名付けました。
関野吉晴さんは、南米最南端からアフリカ・タンザニアまで、1993年から約10年をかけ、自分の腕力と脚力だけで「グレートジャーニー」を辿りました。徒歩、自転車、カヤック、カヌー、あとは自分で操れる動物ということで犬ぞりやトナカイや、ラクダなどでの旅です。10年にもわたる旅で何を見て、何を思ったか、「エセコミ」での宮沢との対談で話しています。僕らの未来についてのヒントもたくさんこの対談の中にありました。ほんと、早く届けたい。


「エセコミ」前号の巻頭対談は、南米への移民がテーマでしたが、先日6月18日は「移民の日」でした。1908年6月18日、日本からの最初の移民を乗せた笠戸丸がブラジル・サントス港に到着した日。
2年後の2008年6月18日(移民100周年)には宮沢和史の夢が実現してほしい。